萩平口留番所跡(読み)はぎたいらくちどめばんしよあと

日本歴史地名大系 「萩平口留番所跡」の解説

萩平口留番所跡
はぎたいらくちどめばんしよあと

[現在地名]川俣町飯坂 萩平

川俣町の市街地東方、中村城下(現相馬市)と結ぶ街道上に位置。葉木平とも記された。米沢藩によって宿駅に置かれた番所の一で、検断も詰めたため、史料には検断問屋場ともみえる。小手おで郷内には一一ヵ所の番所があり、大口飯野いいの(現飯野町)大綱木おおつなぎ村と当地の三ヵ所であった。とくに相馬藩領境で交通の要所の萩平は重視され、慶安年中(一六四八―五二)に問屋役と称して佐藤主水が命ぜられ、明治初年まで代々同氏が番所役人を勤めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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