菖蒲の蔵人(読み)アヤメノクロウド

デジタル大辞泉 「菖蒲の蔵人」の意味・読み・例文・類語

あやめ‐の‐くろうど〔‐くらうど〕【菖蒲の人】

平安時代端午節会せちえに、糸所から献上したショウブヨモギなどの薬玉くすだまを、親王公卿に分けて配る女蔵人にょくろうど

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菖蒲の蔵人」の意味・読み・例文・類語

あやめ【菖蒲】 の 蔵人(くろうど)

平安時代、端午の節会(せちえ)に、糸所から献上したショウブ、ヨモギなどの薬玉(くすだま)を、親王や公卿(くぎょう)に分けて配る女蔵人(にょくろうど)
※枕(10C終)八九「五月の節のあやめのくら人。菖蒲(さうぶ)のかづら、〈略〉薬玉、親王(みこ)たち、上達部(かんだちめ)の立ち並み給へるに奉れる、いみじうなまめかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android