芳賀城跡(読み)はがじようあと

日本歴史地名大系 「芳賀城跡」の解説

芳賀城跡
はがじようあと

[現在地名]真岡市台町

中世宇都宮氏の羽翼紀清両党として勇武を称された芳賀地方の土豪、清党の頭領芳賀氏居城。真岡城ともよばれた。もとの本拠御前ごぜん城であったが、天正五年(一五七七)のちのだい町の岡に移したという。新城は東西二三〇メートル・南北三六〇メートルの敷地に本丸・二の丸・三の丸を備え、北から西に芳賀沼があり、東方は五行ごぎよう川とその内側、丘麓に掘割導水した内堀をめぐらしていた(「芳賀城平面図」真岡小学校蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android