デジタル大辞泉
「花虻」の意味・読み・例文・類語
はな‐あぶ【花×虻】
1 花に集まるアブの総称。ハナアブ科の昆虫が多い。
2 双翅目ハナアブ科の昆虫。頭が大きく複眼も発達し、ミツバチに似るが、翅は2枚しかない。体は太く、黄色の地に黒色や橙色の縞模様がある。蜜や花粉を求めてよく花に集まる。幼虫は水中にすみ、長い呼吸管をもち、おながうじとよばれる。ひらたあぶ。
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はな‐あぶ【花虻】
〘名〙
①
ハエ(
双翅)目ハナアブ科に属する昆虫の総称。
体長は約四ミリメートルから二・五センチメートルに達するものまであり、
色彩も変化に富む。幼虫が
アブラムシ(
アリマキ)を捕食する種類があることから
食蚜蠅の名があるが、花に集まるものが多い。世界に広く
分布し約二五〇〇種、日本には約四〇〇種が知られる。しょくがあぶ。ひらたあぶ。
② ハエ(双翅)目ハナアブ科の昆虫。体長一五ミリメートル内外。体は黒褐色で、
腹部に黄褐色の
斑紋(はんもん)がある。一見ミツバチに似るが、
はねは二枚しかないので区別できる。幼虫は尾の長いオナガウジで、汚物中にすむ。
成虫は花に集まり、冬でも暖かい日は活動する。世界各地に分布。ヨコジマハナアブなどの類似種が多い。《季・春》
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報