(読み)あむ

精選版 日本国語大辞典 「虻」の意味・読み・例文・類語

あむ【虻】

〘名〙 「あぶ(虻)」の古名
古事記(712)下・歌謡手腓(たこむら)に 阿牟(アム)かき着き その阿牟(アム)蜻蛉(あきづ)(はや)(ぐ)ひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「虻」の意味・読み・例文・類語

あぶ【×虻/×蝱】

双翅そうしアブ科昆虫総称ハエより大形で、体は黄褐色複眼は大きい。雌には人畜から吸血するものがある。ウシアブメクラアブなどがあり、また、近縁ツリアブミズアブムシヒキアブなどを含めていうこともある。 春》「―けて静臥の宙を切りまくる/誓子

あむ【×虻】

アブの古名。
蜻蛉あきづ来て、その―をくひて飛びき」〈・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「虻」の解説

虻 (アブ)

動物。アブ科の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android