花が咲く(読み)はながさく

精選版 日本国語大辞典 「花が咲く」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 が 咲(さ)

① (花が開く意から) 時節がきてさかえる。→はなさく(花咲)
謡曲烏帽子折(1480頃)「世変はり時来り、折知る烏帽子桜の、花咲かん頃を待ち給へ」
② にぎやかになる。盛んになる。「話に花がさく」
※虎明本狂言・牛馬(室町末‐近世初)「仏の作るぢうぎうや、のりの花さく牛の子の、たうりんの春も面白や」

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デジタル大辞泉 「花が咲く」の意味・読み・例文・類語

はな・く

時節がきて栄える。「いつか―・く日もくるだろう」
それからそれへと、にぎやかに続く。「昔話に―・く」
[類語]繁栄栄える繁盛にぎわうにぎわすにぎやか富むはやる盛る栄華全盛最盛興隆隆盛盛栄栄耀栄華共存共栄隆昌新興末広末広がり殷賑いんしん活況盛況盛会盛大繁華

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世界大百科事典(旧版)内の花が咲くの言及

【つめ(爪)】より

…爪甲に気泡を含んで白斑や白線を生ずることがある。とくに成人女性に見られ,〈花が咲く〉などといわれて,幸福をもたらすと喜ぶ人々もいる。 《涅槃経(ねはんぎよう)》に〈爪長破戒之相〉とあるが,かつてインド,中国,インドネシアその他,日本の一部にも長づめの風習があり,数cmはざらで,なかには40cm以上もつめを伸ばしている例もあったという。…

※「花が咲く」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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