色絵・彩絵（読み）いろえ

精選版 日本国語大辞典

いろ‐え ‥ヱ【色絵・彩絵】

〘名〙

① 彩色した絵。着色画。彩色画。

※信長公記（1598）一五「惣金の上に色絵様々かかせられ」

② 彫金の技法の一つ。焼付鑞を使って金銀などの薄板を他の金属にやきつける法。また、金、銀、赤銅などを象眼した色彩豊かなものもいう。

※合巻・教草女房形気（1846‐68）一五「烟草入は金更紗、金具は銀の彩絵(イロヱ)の都鳥」

③ 陶磁器の上絵(うわえ)。赤絵。

出典　精選版 日本国語大辞典