舟沢村(読み)ふなさわむら

日本歴史地名大系 「舟沢村」の解説

舟沢村
ふなさわむら

[現在地名]協和町船沢ふなさわ

河辺郡神内じんない(現河辺郡河辺町)より半里ほど東南、仙北郡さかい村に通ずる羽州街道に沿った山間の村。近世には河辺郡に属していた。

伝承では近世初期の佐竹氏家臣の開発とされる(協和村郷土誌)

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図では、舟沢新田ふなさわしんでん村二一石とある。享保一四年(一七二九)の河辺郡御黒印吟味覚書(秋田県庁蔵)によれば、正保・元禄の郷帳では舟沢新田村とあり、寛文・宝永にはふなさわ村とみえ、貞享・享保には舟ヶ沢村と記したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android