自己暗示(読み)ジコアンジ

デジタル大辞泉 「自己暗示」の意味・読み・例文・類語

じこ‐あんじ【自己暗示】

自分でそう思い込むことによって、それが既定事実であるかのような意識を生じること。

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精選版 日本国語大辞典 「自己暗示」の意味・読み・例文・類語

じこ‐あんじ【自己暗示】

〘名〙 一定観念を繰り返すことによって自分自身暗示を与え、通常と異なる心の状態をつくり出すこと。精神療法にも利用される。
銃後(1913)〈桜井忠温〉二二「非常の時は一向専念の自己暗示(ジコアンジ)〈略〉に由って、我等死生の境を超脱することが出来るものであらう」

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四字熟語を知る辞典 「自己暗示」の解説

自己暗示

一定の観念を繰り返すことによって自分自身に暗示を与え、通常と異なる心の状態をつくり出すこと。

[使用例] たちまち自己暗示にかかって、ほんとうに身も世もあらず咳きこみ出す[古井由吉*影|1971]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「自己暗示」の意味・わかりやすい解説

自己暗示
じこあんじ

暗示

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世界大百科事典(旧版)内の自己暗示の言及

【暗示】より

… 暗示による反応は催眠状態において最も生じやすいが(催眠暗示),ふだんの覚醒状態においても生じる(覚醒暗示)。また他者によって与えられる暗示を〈他者暗示〉といい,自分で自らに与えるものを〈自己暗示〉という。野球選手が絶対に落ち着いて球を打てると自らに言いきかせてよい成績をあげたり,反対にだめだと思っていると実際にも打てないというのは,自己暗示の例である。…

※「自己暗示」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」