臣民の道

山川 日本史小辞典 改訂新版 「臣民の道」の解説

臣民の道
しんみんのみち

「東亜新秩序建設の歴史的使命」と国民道徳のあり方を説いた文部省教学局の著作。1941年(昭和16)7月に刊行され,高度国防国家もとでの臣民としての心得と日常生活のあり方を詳細に説いた。1937年刊の「国体本義」と並ぶ政府の正統的国体論。その内容は大東亜共栄圏建設という地理的広がりをもち,国民生活の隅々にまで及んでいた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android