能代村(読み)のうだいむら

日本歴史地名大系 「能代村」の解説

能代村
のうだいむら

[現在地名]五泉市能代

能代川の東岸にあり、村の東を荻曾根おぎぞね川が北流する。北は二柳ふたつやなぎ村、南は町屋まちや村に接する。中世菅名すがな庄に属し、室町後期の蒲原郡段銭帳(米沢市立図書館蔵)に「皆納 拾壱町五段 同庄(菅名庄)能代之条内長尾方被官能代小三郎」とある。

慶長三年(一五九八)村上藩領となり、同一九年の村上領高附並組々村覚(寛政六年写、五泉郷土史)では五泉町組に属した。元和四年(一六一八)の堀主膳宛堀直寄知行宛行目録(新潟大学蔵)に「九百五拾壱石 此物成弐百八拾五石三斗六升 菅名組ノ内下能代村」とあり、貞享元年(一六八四)郷村高辻帳には高五八七石九斗余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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