胡桃沢耕史(読み)クルミザワコウシ

デジタル大辞泉 「胡桃沢耕史」の意味・読み・例文・類語

くるみざわ‐こうし〔くるみざはカウシ〕【胡桃沢耕史】

[1925~1994]小説家東京の生まれ。本名、清水正二郎。本名で数多くの官能小説を執筆した後、放浪の旅に出る。帰国後、多彩な題材大衆小説を手がけ、「黒パン俘虜記ふりょき」で直木賞受賞。他に「んでる警視」シリーズ、「天山を越えて」「ぼくの小さな祖国」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「胡桃沢耕史」の解説

胡桃沢耕史 くるみざわ-こうし

1925-1994 昭和後期-平成時代の小説家。
大正14年4月26日生まれ。昭和32年「近代説話」の同人となり,清水正二郎の本名でポルノ小説を量産する。のち筆名にかえて,57年「天山を越えて」で推理作家協会賞,58年モンゴル抑留体験をえがいた「黒パン俘虜記」で直木賞。ユーモアミステリーに「翔(と)んでる警視」シリーズがある。平成6年3月22日死去。68歳。東京出身。拓殖大卒。

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