職原鈔・職原抄(読み)しょくげんしょう

精選版 日本国語大辞典 「職原鈔・職原抄」の意味・読み・例文・類語

しょくげんしょう ショクゲンセウ【職原鈔・職原抄】

南北朝時代有職(ゆうそく)書。二巻。北畠親房著。興国元年(暦応三年(一三四〇))成立。常陸小田城で著わし、幼少の後村上天皇に献上したものとされるが、東国武士の任官要求に対する見解提示ともいう。日本の官職とその沿革などについて中国との対比をまじえて詳述。公家官制の規範を示す書として重視され、多くの注釈書がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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