ゆう‐しょく イウ‥【有職】
〘名〙
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「さるは、いみじきいうしょくなり」
う‐しき【有職】
〘名〙 僧の
職名。已講
(いこう)、内供
(ないぐ)、阿闍梨
(あじゃり)の
総称で、
僧綱(そうごう)に次ぐといわれる。
※
大鏡(12C前)五「御さきに、有職、僧綱どものやんごとなき候」
ゆう‐そこ イウ‥【有職】
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「かのぬしいうそこなれど、この道になれば、かくこそはあれ」
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デジタル大辞泉
「有職」の意味・読み・例文・類語
ゆう‐そく〔イウ‐〕【有▽職/有▽識】
1 朝廷や公家の儀式・行事・官職などに関する知識。また、それに詳しい人。
2 学識のあること。また、その人。学者。
「いと―の物のかぎりなむなりかし」〈宇津保・嵯峨院〉
3 諸芸にすぐれていること。また、その人。
「―のおぼえ高きその人」〈源・若菜下〉
4 教養・才知・家柄・容貌などのすぐれていること。また、その人。
「およそ何事にも―に」〈大鏡・実頼〉
[補説]原義は2の意で「有識」と書いたが、1の意が生じて「有職」とも書くようになった。
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「有職」の読み・字形・画数・意味
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