聖徳（読み）セイトク

デジタル大辞泉

せい‐とく【聖徳】

１ 天子の徳。
２ 最もすぐれた知恵。高徳。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せい‐とく【聖徳】

〘名〙 聖人の、世のすみずみにまで及ぶすぐれた智徳。高徳。また特に、天子の徳。

※懐風藻（751）望雪〈紀古麻呂〉「無為聖徳重_二寸陰_一、有道神功軽_二球琳_一」

※仮名草子・浮世物語（1665頃）四「古への人は形獣に似て皆聖徳(セイトク)あり」

※文明論之概略（1875）〈福沢諭吉〉一「此国初代の王をプラザマ・ラジャと云ひ、聖徳の君なり」 〔史記‐太史公自序〕

しょう‐とく シャウ‥【聖徳】

[1] 仏語。仏にそなわる勝れた徳。ひじりの徳。

※勝鬘経義疏（611）歎仏真実功徳章「聖徳無量不_レ可_二備陳_一」

[2] 舒明天皇の代の私年号。即位元年（六二九）から三年改元説と六年改元説がある。実在したかは疑わしい。〔如是院年代記〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【聖徳】せいとく

聖人の徳。

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出典　平凡社「普及版 字通」