美波町(読み)みなみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「美波町」の意味・わかりやすい解説

美波〔町〕
みなみ

徳島県南東部,太平洋に臨む町。気候は温暖多湿で,海岸部などに亜熱帯性植物がみられる。 2006年由岐町と日和佐町が合体。中心地区は日和佐川河口にあり,左岸は日和佐城の城下町として,右岸四国八十八ヵ所第 23番札所薬王寺の門前町として発展した。漁業が主産業で,イセエビやアワビ,カツオ,アジなどを水揚げする。ヒジキテングサなど海藻類の採取も盛ん。日和佐川などの河川流域では米作が行なわれる。大浜海岸ウミガメおよびその産卵地は国の天然記念物に指定。千羽海崖などの景勝地や田井の浜海水浴場がある海岸部一帯は,室戸阿南海岸国定公園に属する。 JR牟岐線,国道 55号線が通り,海岸沿いに南阿波サンラインが牟岐町へ通じる。面積 140.74km2。人口 6222(2020)。

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日本歴史地名大系 「美波町」の解説

美波町
みなみちよう

2006年3月31日:海部郡由岐町日和佐町合併
【由岐町】徳島県:海部郡
【日和佐町】徳島県:海部郡

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