デジタル大辞泉
「繞」の意味・読み・例文・類語
にょう【繞】[漢字項目]
[音]ニョウ(ネウ)(呉) ジョウ(ゼウ)(漢) [訓]まとう めぐる
〈ニョウ〉めぐる。かこむ。「囲繞」
〈ジョウ〉
1 まとう。まつわる。「纏繞」
2 めぐる。「囲繞」
にょう〔ネウ〕【×繞】
漢字の構成部位の一。左から右下にかけて囲む部分。「⻌(しんにょう)」「廴(えんにょう)」など。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
にょう ネウ【繞】
〘名〙 漢字の構成
要素の
うち、他の要素をL字形に
左上から右下に囲むもの。「道」「通」の「辶
(しんにょう)」、「延」「廷」の「廴
(えんにょう)」、「越」「超」の「
(そうにょう)」、「魅」「魍」の「
(きにょう)」などがあり、さらにL字形に包み込まない「夏」「夐」の「夊
(すいにょう)」、「凡」「凰」「凭」の「几
(きにょう)」もある。にゅう。
しま・く【繞】
〘他カ四〙 とり巻く。とりかこむ。
※
今昔(1120頃か)
三一「鯉は戦ひ勝ぬれば江に返り上て、竹夫嶋を繞
(しま)きて居ぬ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報