締出・閉出(読み)しめだし

精選版 日本国語大辞典 「締出・閉出」の意味・読み・例文・類語

しめ‐だし【締出・閉出】

〘名〙
門戸を閉めて中に入れないようにすること。また、外部の者を仲間に入れないこと。
※俳諧・当世男(1676)付句「こは何事ぞしめ出しのさた ちかひをば見る迄もなし小指の血〈蝶々子〉」
双六(すごろく)の打ち方の一つ。敵の石を一隅に追い詰めて進退窮るようにするもの。
※双六錦嚢抄(1811)「括りて、出たる石の下へ行くやうに打つ事、しめ出しの元なり」

しめ‐だ・す【締出・閉出】

〘他サ五(四)〙 門戸を閉めて中に入れないようにする。外に追い出す。また、外部のものをある範囲の内にいれない。
上海(1928‐31)〈横光利一〉五「鋪道に閉め出された黄包車

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android