素足・跣(読み)すあし

精選版 日本国語大辞典 「素足・跣」の意味・読み・例文・類語

す‐あし【素足・跣】

〘名〙
履物(はきもの)をはかない足。裸足(はだし)であること。
書紀(720)朱鳥元年一〇月(北野本訓)「妃(みめ)皇女(ひめみこ)山の辺、髪(かみ)を被(くたしみたし)徒跣(スアシ)にして」
② むきだしの足。足袋(たび)、くつ下などをはいていない足。また、脛(すね)などをあらわにした足。《季・夏》
信長公記(1598)一二「各(おのおの)かちだちにて御供なり。〈略〉すあしに大ふとはかせられ」
③ (足袋をはかないことを意気としたところから) 吉原遊女をいう。
※雑俳・柳多留‐四四(1808)「素足から白無垢になる不二の夢」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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