紋・文(読み)もん

精選版 日本国語大辞典 「紋・文」の意味・読み・例文・類語

もん【紋・文】

〘名〙
模様。あや。
大和(947‐957頃)一五九「雲鳥もんの綾をや染むべき」 〔礼記楽記
② 古くから家々で定めている、その家を表わす印としての図柄紋所紋章
増鏡(1368‐76頃)一三「萌黄の下襲、御家のもんのもかうを色々に織りたりしにや」
楊弓で当たった矢数を示すそろばん状の道具
※楊弓射礼蓬矢抄追考(1688)紋の次第乳母の矢一つあたれば紋に二つに立つ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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