糸島郡(読み)いとしまぐん

日本歴史地名大系 「糸島郡」の解説

糸島郡
いとしまぐん

面積:一一一・六一平方キロ
志摩しま町・二丈にじよう

明治二九年(一八九六)怡土いと郡と志摩郡が合併して成立。県の西端、糸島半島およびその基部を占める。北西は玄界灘に臨み、東は前原まえばる市・福岡市西区、南は佐賀県東松浦ひがしまつうら七山ななやま村に接する。成立当時は東は早良さわら郡、南は背振せふり山地を挟み佐賀県小城おぎ郡・東松浦郡に接した。成立時は一九村で、郡役所は前原村に置かれた。同三四年前原村が町制施行。昭和六年(一九三一)加布里かふり村・波多江はたえ村が前原町に合併。同一六年に今宿いまじゆく村、翌一七年に今津いまづ村が福岡市に合併し、当郡を離れた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報