米郷村(読み)よなごうむら

日本歴史地名大系 「米郷村」の解説

米郷村
よなごうむら

[現在地名]相川町米郷

北東は二見ふたみ村、北は稲鯨いなくじら村、前面は海に臨む。元禄七年(一六九四)検地帳(米郷区有)では、田畑八町三反余のうち畑六町九反余。「佐州巡村記」では田一町四反余・畑一一町三反余。戸口は四四軒・一六四人。漁業への依存度が高く、だいはなから北西側のじようはなまでは魚介類が豊富であった。江戸末期に中国向けに輸出した干蚫や煎海鼠に加工する蚫や海鼠は、この地先海域でも盛んにとっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android