篠突(読み)しのづき

精選版 日本国語大辞典 「篠突」の意味・読み・例文・類語

しの‐づき【篠突】

〘名〙 傷、病気などによって角膜に生じた白い点。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
源平盛衰記(14C前)三七「左の目にちと篠突(シノツキ)のあれば目油毛(めかすげ)と申す」

しの‐つ・く【篠突】

〘自カ五(四)〙 篠を束ねてつきおろしたように細いものが一面に続けてはげしく飛んでくる。多く、はげしく雨のふるさまにいう。篠を突く。
歌舞伎・廓曠着紅葉裲襠(子持高尾)(1873)中幕「篠つく雨の大降りに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android