筒倒・筒転(読み)つつごかし

精選版 日本国語大辞典 「筒倒・筒転」の意味・読み・例文・類語

つつ‐ごかし【筒倒・筒転】

〘名〙 (竹の銭筒に銭を入れておよそ百文ずつ量るが多少過不足があるところから転じて) 銭勘定をごまかすこと。転じて、一般にごまかすこと。詐欺。かたり。
浄瑠璃鬼一法眼三略巻(1731)二「道端投付くれば、こりゃ如何じゃ、手酷いころり是がほんの筒(ツツ)こかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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