立置(読み)たておく

精選版 日本国語大辞典 「立置」の意味・読み・例文・類語

たて‐お・く【立置】

〘他カ四〙
① 立てて置く。
万葉(8C後)三・三八八「海神(わたつみ)は 霊(くす)しき物か 淡路嶋 中に立置(たておき)て」
② 後を継がしておく。生かしておく。
浄瑠璃・相撲祝言はんがく女ぐんはふ(1661‐80頃)二「源氏へたいし弓をひかんとたくむのよし、〈略〉さあればかの妻子ともたておくべきにあらず」
③ 馬などを飼っておく。
※園太暦‐貞和三年(1347)九月二一日「仍知音武家人為発遣、申馬借給哉云々者、公物外不立置之由報了」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android