空舟(読み)うつぼぶね

精選版 日本国語大辞典 「空舟」の意味・読み・例文・類語

うつぼ‐ぶね【空舟】

幸若大織冠(室町末‐近世初)「ならひなかりしひしむたりしを、みめいつくしくかさりうつほふねに作りこめ、なみの上にをしあぐる」

うつろ‐ぶね【空舟】

〘名〙 =うつおぶね(空舟)和漢船用集(1766)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「空舟」の意味・読み・例文・類語

うつお‐ぶね〔うつほ‐〕【空舟】

大木をくり抜いて造った舟。丸木舟。うつろぶね。
「―にいれて流されけるとぞ聞こえし」〈平家・四〉

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