空気ブレーキ(読み)クウキブレーキ(英語表記)air brake; pneumatic brake

デジタル大辞泉 「空気ブレーキ」の意味・読み・例文・類語

くうき‐ブレーキ【空気ブレーキ】

エアブレーキ

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精選版 日本国語大辞典 「空気ブレーキ」の意味・読み・例文・類語

くうき‐ブレーキ【空気ブレーキ】

〘名〙 (ブレーキはbrake) =エアブレーキ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「空気ブレーキ」の意味・わかりやすい解説

空気ブレーキ
くうきブレーキ
air brake; pneumatic brake

エアブレーキともいう。圧縮された空気を動力として作動させるブレーキ。用途から次のように分けられる。 (1) 自動車用 エンジン駆動の小型圧縮機によってタンク内にたくわえられた圧縮空気ブレーキペダルで作動させ,ブレーキシュー圧力を加えて制動する。大きなブレーキ力が得られ,牽引する後部車体にも同時にブレーキがかけられるので,大型車やトレーラに使用される。 (2) 鉄道車両用 タンク内の圧縮空気をブレーキシリンダに送り,これと連動するブレーキシューに圧力を加えて制動する。圧縮空気を直接シリンダに送る直接式と,ブレーキ管内の圧力を減圧してタンク内の空気との差圧で作動させる間接式とがある。後者は貫通ブレーキ (各車両に同時に作用するブレーキ) に用いられ,列車が分離してもただちにブレーキがかかるので保安上有用である。そのため自動空気ブレーキとも呼ばれる。なお,10両編成以上の列車では,空気圧力の伝達に時間遅れが生じるため電磁弁を併用する。この形式を電磁空気ブレーキという。

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百科事典マイペディア 「空気ブレーキ」の意味・わかりやすい解説

空気ブレーキ【くうきブレーキ】

エアブレーキとも。鉄道車両の基礎ブレーキに広く利用。圧縮空気をブレーキシリンダーに送ってピストンを押し,この力をてこ装置で拡大車輪踏面にブレーキ片を押しつけるか,二つの摩擦部材でディスクをはさむ。作用が確実で,制動力が自由に加減できるなどの特長がある。

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世界大百科事典(旧版)内の空気ブレーキの言及

【ブレーキ】より

…自転車の後輪や巻上げ機によく使われている。 摩擦ブレーキは,押しつけ力の発生方法によって,圧縮空気を利用する空気ブレーキ,油圧を利用する油圧ブレーキ,あるいは電磁石の吸着を利用した電磁ブレーキなどと区別して呼ぶことがある。自動車の常用ブレーキはペダルに加えた力で油圧を発生させてピストンを動かす構造の油圧ブレーキである。…

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