秋の山（読み）あきのやま

精選版日本国語大辞典「秋の山」の意味・読み・例文・類語

京都市伏見区竹田真幡木(まはたぎ)町あたりの古地名。鳥羽離宮内にあったといわれる名所。

※続後拾遺（1326）秋下・三六九「衣うつ鳥羽田の里のいなむしろ夜寒になりぬ秋の山風〈藤原俊光〉」

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花頂（かちよう）に存した小山で、旧小字名。現在都ホテルの建物がたち、旧観はうかがうべくもない。「山州名跡志」（正徳元年刊）に「同山（花頂山）ノ中、北ノ方、東ノ面ニ一堆ノアリ。是ヲ云也」とあり、「此山、古花木アリ。其中、秋ノ景色ヲ模シテ、紅葉ノ樹ヲ植シヲ以テ、云秋山歟」とある。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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