百科事典マイペディア 「福島[市]」の意味・わかりやすい解説 福島[市]【ふくしま】 福島県北部の市。1907年市制。県庁所在地。福島盆地と東西の山地を占める。中心市街は阿武隈川と須川の合流点付近にあり,中世からの城下町で,近世には板倉氏が支配,奥州街道の宿駅でもあった。東北本線,東北新幹線,東北自動車道が通じ,奥羽本線(山形新幹線)が分岐するほか阿武隈急行,福島交通の両線も通じる。商工業都市であるとともに,県の政治,文化の中心地でもあるが,県内では交通上の位置は郡山市の方が有利で,県経済の中心地は郡山市に譲っている。食料品・ガラス繊維製品・電気・精密機器・繊維工業が盛んで,近郊にはリンゴ,ナシ,モモなどの果樹園が広がる。飯坂温泉,土湯など温泉が多く,福島競馬場,福島大学がある。吾妻(あづま)山,安達太良(あだたら)山などは磐梯朝日国立公園に属する。2008年7月伊達郡飯野町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。767.72km2。29万2590人(2010)。→福島藩→関連項目福島[県]|福島大学 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報