福寿院(読み)ふくじゆいん

日本歴史地名大系 「福寿院」の解説

福寿院
ふくじゆいん

[現在地名]八千代町高崎

鬼怒きぬ川西岸、高崎たかさきの渡近くに所在。両泉山福寿院慶雲けいうん寺と称し新義真言宗。もとは両川山福聚ふくじゆ院と称した。本尊木造阿弥陀如来坐像。「伝法灌頂秘印」に

<資料は省略されています>

とあり、開基は乗海。「新編常陸国誌」によれば現下妻市の観音寺末で、村域内に門徒真光しんこう院・普門ふもん院、大字大里おおさと華蔵けぞう院を従え、「各村旧高簿」によれば寺領五石、除地二・四四石を有した。

福寿院
ふくじゆいん

[現在地名]弘前市西茂森町一丁目

西茂森にししげもり町禅林街三十三ヵ寺の一つ。長勝ちようしよう寺を主座とする上寺のなかにある。万蔵まんぞう寺と高徳こうとく院の間に位置。黒長山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。もと隣松りんしよう寺末寺。

長勝寺並寺院開山世代調(長勝寺蔵)によれば、元和三年(一六一七)の創立で、開山は隣松寺三代喜山了悦。開基は不詳。曹洞諸寺院縁起志(宗徳寺蔵)によれば、宮館みやだて村に創設されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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