普及版 字通 「禎(漢字)」の読み・字形・画数・意味
禎
人名用漢字 13画
(旧字)
人名用漢字 14画
[字訓] さいわい・ただしい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は貞(てい)。貞は卜して神意を問い、神意にあたり、正しい道をうることをいう。〔説文〕一上に「(さいは)ひなり」とあり、〔詩、周頌、維清〕に「維(こ)れのなり」とは吉祥を承けることをいう。
[訓義]
1. さいわい、めでたいしるし。
2. ただしい、よい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヨシ・ツバビラカナリ・サイハヒ 〔字鏡〕 ヨシ・サイハヒ・ツバビラカ・シルシ
[語系]
・貞tiengは同声。丁tyeng、當(当)tangは声近く、あたると訓する。また聽(聴)thyengは神が聞きとどけ、ゆるすことをいう。
[熟語]
禎異▶・禎祺▶・禎休▶・禎祥▶・禎瑞▶・禎石▶・禎泰▶・禎符▶・禎命▶
[下接語]
異禎・嘉禎・休禎・国禎・祥禎・表禎
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報