神田平永町(読み)かんだひらながちよう

日本歴史地名大系 「神田平永町」の解説

神田平永町
かんだひらながちよう

[現在地名]千代田区神田須田町かんだすだちよう二丁目

神田小柳かんだこやなぎ町二丁目の北に位置する町で、東中之ひがしなかの橋から北に向かう道筋に沿った両側町。西は同二―三丁目、北は神田柳原かんだやなぎはら請負地。明暦三年(一六五七)の新添江戸之図では誓願せいがん寺の寺内。寛永江戸図でも同様で、寛文新板江戸絵図では土井大炊頭利重(下総古河藩)拝領している。沿革図書によると、延宝年間(一六七三―八一)も土井氏が拝領。元禄一一年(一六九八)御用地となった下谷車坂くるまざか(現台東区)の代地の一所(御府内備考)。同じ頃の絵図では東部に平永町が成立している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android