祝月・斎月(読み)いわいづき

精選版 日本国語大辞典 「祝月・斎月」の意味・読み・例文・類語

いわい‐づき いはひ‥【祝月・斎月】

〘名〙
① (忌みつつしむ月の意から) 正月五月九月を凶の月とし、これを忌んでいう。のちには、めでたすぎる月とし、婚礼などを遠慮すべき月だとも考えられた。→正五九月
※俳諧・毛吹草(1638)二「昵月(むつき) むつみ月 いはひ月」
七五三の祝いのある月。すなわち、一一月をいう。
常磐津・薪荷雪間の市川新山姥)(1848)「待宵過て菊の宴、はや祝月(イハヒヅキ)里神楽

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