精選版 日本国語大辞典 「知恵・智慧・智恵」の意味・読み・例文・類語
ち‐え ‥ヱ【知恵・智慧・智恵】
〘名〙
① (智慧) 仏語。
(イ) =ち(智)③
※法華義疏(7C前)一「若弁二二智名義一、権智亦言二方便智一、実智亦言二智慧一」
※宇津保(970‐999頃)忠こそ「このつきて去にし師、法などうけつくして、賢きちゑなりければ、いとかしこき人にて、皆うつしとりて行ふをも」
※あさぢが露(13C後)「ちゑさいかくのすぐれたまへれば、よはひはるかにおとり給へれど、かれを師とたのみたてまつりて」
※説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)九「七いろのしまに、やいろのふねをつなぐも、これもにょにんのちゑ」
※浮世草子・日本永代蔵(1688)一「商売に油断なく弁舌手だれ智恵才覚、筭用たけてわる銀(かね)をつかまず」
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