真秀(読み)マホ

デジタル大辞泉 「真秀」の意味・読み・例文・類語

ま‐ほ【真秀/真面】

[名・形動ナリ]
よく整って十分なこと。完全なこと。また、そのさま。和歌では多く「真帆」に掛けて使われる。⇔かたほ
「しなてるやにほの湖に漕ぐ舟の―ならねども逢ひ見しものを」〈・早蕨〉
正面から向きあうこと。また、そのさま。
「いとほしとおぼせば、―にも向かひ給はず」〈初音
正式であること。また、そのさま。
「―のくはしき日記にはあらず」〈絵合
直接であること。また、そのさま。うちつけ。
「さすがに―にはあらで、そそのかしきこえて」〈真木柱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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