精選版 日本国語大辞典 「初音」の意味・読み・例文・類語
はつ‐ね【初音】
[1] 〘名〙
※安法集(983‐985頃)「何処にか鹿の初音はきこゆらん萩の下葉の見まくほしさに」
② 特に、鶯(うぐいす)がその年初めて鳴く声。《季・春》
※忠見集(960頃)「うぐひすのはつねほのかにあしひきのやまべとびいづる声きこゆなり」
※俳諧・犬子集(1633)三「何れきかん伽羅の初音と時鳥〈堅結〉」
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