真文(読み)シンモン

デジタル大辞泉 「真文」の意味・読み・例文・類語

しん‐もん【真文】

仏・菩薩ぼさつの説いた文句。しんぶん。
梵字で書かれた経文梵文

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精選版 日本国語大辞典 「真文」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぶん【真文】

〘名〙
本物文章原文
東大寺文書‐応安六年(1373)六月・東大寺八幡宮最勝十講講師間者請定「已彌為神威、増為繁栄、於当社御宝前、講最勝妙典之真文

しん‐もん【真文】

〘名〙 仏語。仏・菩薩の説いた文句。また、梵字で書かれた経文。梵文(ぼんぶん)
菅家文草(900頃)一二・木工允平遂良為先考、修功徳、兼賀慈母六十齢願文「於是尊像既成、暫闕香花之供、真文未発、纔存紙墨之儲
太平記(14C後)二七「六喩般若の真文を写して、彼追善にぞ擬されける」 〔唐高宗‐術聖記〕

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