真境（読み）しんきょう

精選版 日本国語大辞典

しん‐きょう ‥キャウ【真境】

〘名〙 汚れのないすぐれてよいところ。きよらかな境地。

※本朝無題詩（1162‐64頃）九・春日遊東光寺〈藤原実範〉「誰知僧律帰_二真境_一。未_レ脱儒衣染_二俗塵_一」 〔李乂‐奉和幸三会寺応制詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【真境】しんきよう（きやう）

俗気のない場所。〔宋史、楽志十五、別導引〕の　金碧、三山を照らす　眞、人(じんかん)にる　秋風、の長ずるを見る

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出典　平凡社「普及版 字通」

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

真境 しんきょう

?－?　平安時代前期の僧。
真言宗。空海(774-835)の弟子。亡父追福のため金剛頂経を書写し四十九日の斎筵(さいえん)をもうけたとき,空海が願文をつくった。俗姓は弓削(ゆげ)。

出典　講談社