相見・合拳(読み)あいけん

精選版 日本国語大辞典 「相見・合拳」の意味・読み・例文・類語

あい‐けん あひ‥【相見・合拳】

〘名〙 (互いに承知の上の意か。一説に、②の「合拳」からとも)
合意の上でのこと。
(イ) 合意。同意。
浄瑠璃栬狩剣本地(1714)三「それにお主のじひ心、奥様のあひけんにて、お袖の下より金戴き」
(ロ) なれあい。ぐる。共謀。また、共謀者。
※浄瑠璃・悦賀楽平太(1692頃)五「をのれあひけんにて奪はせたるにまぎれなし」
② (合拳) 拳(けん)で両方が同じ手を出すこと。また、あらかじめ第一の手を決めておいて、それを出してから勝負にはいる、その約束の手。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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