皇居勤労奉仕(読み)こうきょきんろうほうし

知恵蔵mini 「皇居勤労奉仕」の解説

皇居勤労奉仕

皇居赤坂御用地清掃除草などを行うボランティア活動。1945年に宮城県の有志が第二次世界大戦の空襲で焼失した宮殿跡の整理に携わったことが始まりとされ、以来、奉仕希望者の受け入れが行われている。満15~75歳の男女で構成される地域や職場などの団体(15人以上60人以内)での参加が原則とされ、奉仕を希望する月の6カ月前から受け付けが開始される。奉仕期間は連続する平日の4日間で、うち3日間を皇居、1日を赤坂御用地で、宮内庁職員の指示に従い作業にあたる。一般公開されていない場所に入れることや、天皇・皇后両陛下と間近に面会できる可能性があることなどから、国民関心を集めている。

(2019-5-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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