白帳汗国(読み)はくちょうかんこく(英語表記)Bai-zhang hanguo; Pai-chang han-kuo

精選版 日本国語大辞典 「白帳汗国」の意味・読み・例文・類語

はくちょう‐かんこく ハクチャウ‥【白帳汗国】

キプチャク汗国を構成した王国一つバツの兄オルダがアラル海北岸、ウラル川以東の地に建設。この汗国の王が一四世紀末キプチャク汗の位についたが、一六世紀初め滅亡。

はくちょう‐ハンこく ハクチャウ‥【白帳汗国】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白帳汗国」の意味・わかりやすい解説

白帳汗国
はくちょうかんこく
Bai-zhang hanguo; Pai-chang han-kuo

13世紀なかばにシルダリア下流に興ったモンゴル・トルコ諸種族の国家。アク・オルダともいう。チンギス・ハンの長子ジョチ (朮赤)所領東部をなす。キプチャク・ハン国と絶えず戦い,14世紀末にチムール (帖木児)に滅ぼされた。 15世紀にこの地方に大オルダ,ノガヤ・オルダ,ウズベク,カシム,クリムカザンシビルなどの諸汗国が形成された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android