白山宮荘厳講中記録(読み)はくさんぐうしようごんこうちゆうきろく

日本歴史地名大系 「白山宮荘厳講中記録」の解説

白山宮荘厳講中記録
はくさんぐうしようごんこうちゆうきろく

一冊

写本 白山比神社・加越能文庫・東京大学史料編纂所

解説 成立については不詳だが、南北朝期以後白山本宮に残存していた文書や記録を段階的に編述したもので、承元三年から弘治二年に至る白山本宮年代記。本宮の学侶集団荘厳講に関する記録を中心とし、祭礼、金剣宮との確執、諸堂宇の被災造営一向一揆と本宮周辺の動向などの記事がみられ、本宮を中心とした事情を知る基本史料となっている。

活字本 白山比神社叢書・白山比神社文献集・白山史料集上巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報