留守勝(読み)るすがち

精選版 日本国語大辞典 「留守勝」の意味・読み・例文・類語

るす‐がち【留守勝】

〘形動〙 (「がち」は接尾語)
① しばしば留守であるさま。不在の場合が多いさま。
※俳諧・一茶手記(1789‐1801頃)寛政紀行書込「花木槿里留主がち見ゆる哉」
② 別のことに心が奪われて、本来のことに気がまわらないことが多いさま。
※黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉四「色々に心を使った敬二は、学課は兔角留守(ルス)がちで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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