田代代官所跡(読み)たじろだいかんしよあと

日本歴史地名大系 「田代代官所跡」の解説

田代代官所跡
たじろだいかんしよあと

[現在地名]鳥栖市田代上町

対馬藩田代領の代官所はかみ町にあり、長崎街道に沿って南面し、しも(現田代大官町)との境界から東へ四八間が表間口、奥行東入八二間・西入七七間、裏は六八間(田代覚書)であった。御屋舗とよばれ、創建年は西清寺縁起から推して元和年間(一六一五―二四)とみられる。

嘉永四年(一八五一)に改建・落成した際の図面が残るが、それによると、表門を入ってすぐ右側に佐役(表役)役所(居住所兼)、左側奥に代官の役所(居住所の棟が付属している)、その右側に賄役の役所(居住所兼)の建物がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android