精選版 日本国語大辞典 「生者」の意味・読み・例文・類語
なま‐もの【生者】
〘名〙 (「なま」は接頭語)
① 知ったふりをする人。なまいきな者。
※源氏(1001‐14頃)蓬生「御調度どもをいと古体になれたるが、昔様にてうるはしきを、なまものの故知らむと思へる人」
② 身分の卑しい者。
※源氏(1001‐14頃)玉鬘「かやうの所にはよからぬなまものどもの」
せい‐じゃ【生者】
〘名〙 (「せいしゃ」とも) 生きているもの。命ある者。しょうじゃ。
※童子問(1707)中「凡生者不レ能レ不レ動。惟死者而後見二其真静一也」 〔礼記‐檀弓〕
しょう‐じゃ シャウ‥【生者】
〘名〙 生きているもの。いのちあるもの。生まれた者。せいじゃ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
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