普及版 字通 「瓮(漢字)」の読み・字形・画数・意味
瓮
9画
[字訓] かめ・ほとぎ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(公)(こう)。公に(翁)(おう)の声がある。〔説文〕十二下に「罌なり」とあり、罌は頸部の大きな瓶をいう。〔玉〕に「瓮は大なり」とみえる。
[訓義]
1. かめ、みか、ほとぎ。
2. また甕に作る。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕瓮・ 保止(ほとぎ) 〔名義抄〕瓮 ヘ 〔字鏡集〕 ヒラカ/甕 オホカメ・オホイナルカメ・モタヒ・ヲヲキナリ
[語系]
瓮・甕・罌ongは、engと声義近く、angも旁転の語。みな頸部の大きな器をいう。雍はむね、央は首枷(くびかせ)、嬰は首飾り。みな盛り上がり、ふくよかの意がある。
[熟語]
瓮水▶・瓮精▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報