瑪瑙・馬脳(読み)めのう

精選版 日本国語大辞典 「瑪瑙・馬脳」の意味・読み・例文・類語

め‐のう ‥ナウ【瑪瑙・馬脳】

〘名〙 (「め」は「瑪」「馬」の呉音) 縞状を呈する玉髄(ぎょくずい)二酸化ケイ素主成分とし、赤・白・緑・褐色などの縞は沈殿面に平行に生じる。北海道・富山石川などの火山岩空洞に産し、装飾用。金、銀、瑠璃(るり)等とともに仏教七宝の一つ。
書紀(720)朱鳥元年正月(北野本南北朝期訓)「摂津国の人百済(くたら)新興(にひき)(しろ)馬瑙(メナウ)を献る」 〔杜甫‐韋諷録事宅観曹将軍画馬図歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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