琴石山(読み)こといしやま

日本歴史地名大系 「琴石山」の解説

琴石山
こといしやま

大字柳井の東南部に位置し、日積ひづみとの境界にまたがる標高五四五・五メートルの山。山地古生代の縞状黒雲母片麻岩からなる。南斜面の茶臼山ちやうすやま古墳山陵の一つに築造されている。

琴石山の由来は一説に、山頂に琴石という岩があり、天女が舞い下りて琴を弾いたので琴石と名付けたという。また白米城伝説もある。昔、松村備後守勝直が籠城、これを稲葉介が水攻めにした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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