王の目・王の耳(読み)おうのめ・おうのみみ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「王の目・王の耳」の解説

王の目・王の耳(おうのめ・おうのみみ)

アケメネス朝ダレイオス1世が定めた行政査察官。各州の知事(サトラップ)の行動を監視し,中央地方との連絡にあたるのが王の目で,それを補佐するのが王の耳である。

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旺文社世界史事典 三訂版 「王の目・王の耳」の解説

王の目・王の耳
おうのめ・おうのみみ

アケメネス朝(古代ペルシア帝国)の王直属の行政監察官
各州を巡ってサトラップ(知事)を監視するのがおもな役目で,王の目が本官,王の耳が補佐官である。これによって国内の中央集権化がはかられた。

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