玉杯(読み)ギョクハイ

デジタル大辞泉 「玉杯」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐はい【玉杯/玉×盃】

玉で作ったさかずき。また、さかずきの美称
[類語]さかずきはい酒杯金杯銀杯猪口ぐい飲み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「玉杯」の読み・字形・画数・意味

【玉杯】ぎよくはい

玉の杯。〔韓非子、説林上〕紂、象を爲(つく)りて、箕子怖る。以爲(おも)へらく、~玉杯象ならば、必ず(しゆくくわく)(豆と豆の葉、粗食)を(い)れざらん。則ち必ず旄象胎ならん。~則ち必ず錦衣九重、高臺廣室ならんと。

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世界大百科事典(旧版)内の玉杯の言及

【酒器】より

…鴻門の会で樊噲(はんかい)が飲む卮は四升の大盃というが,容量の単位や当時の酒のアルコール度の低さを考えると額面通りではない。各酒器の漢字でも明らかなように,その素材は木,土,骨角,金属などさまざまだが,やはり玉杯が最高で,象箸(ぞうちよ),玉杯は奢侈(しやし)の象徴とされた。玉杯の実物は戦国時代からあるが,詩になどに詠まれ一般化するのは唐代で,西方からのブドウ酒の流行とも関係してもてはやされた。…

※「玉杯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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